穿月 桐静

うがつ とうせい

自分なんかって思いながらさ、君がそういうと悲しくなる。
その理由を探そうとしてまた嫌になるんだ。
(5th Event:No.59)


誕生日:9月3日

♦ PCにラブコール ♦
  • 桐静くんに面倒見てほしいです!!――ペアアンケに桐静くんのお名前を書き、綴った理由の中で一際力強く書かれていた一文がだいたいこんな感じでした。期間を満了してまず思うのは、冗談抜きでずーっと面倒見て貰いっぱなしだったことです。これが介護…?って宇宙を背負った猫フェイスで言いそうになりますね。一から十までどころかゼロからエンドまで祈織が大変お世話になりました!(「卯木を穿月化計画」が嬉しすぎたのでここでは自PCを名前呼びしておきます。計画が実現する日を夢見て!)何一つ取りこぼさず反応して下さるところ、物騒ワードにきちんと突っ込み入れて下さるところ、どこを取っても“いい人”を地で行く桐静くんですが、端々から滲み出る卑屈めいた部分に「もしかして…?」と思いつつも、踏み込みに行くにはまだ距離があるかな…と言い出せず。桐静くんのひととなりの根幹を教えてもらったのはやっぱり4thイベの時でしょうか。「……俺、俺のこと嫌いなんだ。」の一言と、そこに込められた想いを併せて今までの言動を振り返るともう、もう……桐静くんほんと救われてくれ頼む…と膝を折って祈らずにはいられません…。桐静くんは恐らく否定するだろうなと思いつつも、安易な逃げ道を選ばずそうやって自分を嫌いなまま葛藤して苦しむ道を進み続ける心根、在り様。そういったもの、お姿の尊さに寧ろこちらが救われていたのだと思います。少なくとも卯木祈織というPCを釘からも錨からも掬い上げて救って下さったのは、穿月桐静という一人の“ひと”であり、桐静くんでなければ心をつくりあげる幾つかのパーツはまだ深く沈んでいたことと思います。
    ということで前置きが大分長くなりましたが言わせて下さい穿月桐静くんのかっこいいとこ素敵なところベスト5~~!!本音を言えば五箇所にまとめきれないぐらいたくさんあるのですが、全部語るとン千文字になりそうなので……。ということでいきます。最初は、さっきちょろっと取り上げましたが「いい人」なところ~!いい人とというか真っ当というか、呪術師にしては珍しいぐらい常識人なんですよね。考え方も感性も。なお、良い人ではなくいい人と表記するよう心掛けていました。微妙なニュアンスの違いではありますが。皆どっかしら感覚やネジが吹っ飛びがちな中で、一番“普通”に近く普遍的に物事を捉えているPCさんな気がします。自分のところのPCがその辺のことをそこらにポイポイ落としがちなので桐静くんのマトモさにPC&PL共々何度助けられたことか知れません。桐静くんと桐静くんPL様がいらっしゃらなかったらとっくに破綻してるわこれ…と今になってしみじみ思ってしまいます。いやホントに…。…反省会になる前に次行きましょう!
    セレクションお次は「かわいい」ところ~~!いやもう皆知ってるよって言われることを承知で言わせて下さい。あの苦笑いというか困惑の顔というか(アイコンのあの表情!)がもう絶妙~~。でもって場面場面、要所要所によってニュアンス変えて来るところなんて素晴らしいの一言に尽きます。桐静くんが困ったふうに笑うのが好きすぎてわざと困らせるような言動をしていたとはとても言えないな…。(2ndのAなんてまんまそれですが)(おまんじゅうになりながら)桐静くんは普段考えながら言葉を選びお話される方(のイメージ)なのですが、からかった時が可愛すぎてついつい……を重ねに重ね今があります。病みつきってこういうことを言うんですよね知ってる。あとPL様が描いて下さる照れ顔の描写が本っ当に可愛い~~!ずっと愛でていたい。桐静くんの先輩かちょっと生意気な後輩になりたい人生だった。
    次は~~「器用なのに不器用」なところ~!これはあくまでもPLの個人解釈に過ぎませんが、桐静くんってナチュラルに空気読み上手ですし配慮が行き届いている出来たお人だなあと思っています。それと同時に、3rdや4thのロール描写、例えば前者なら「ことあるごとにそのトゲで心臓を傷めた。」という一文を拝見してもわかるように、子供なら誰でもあるような愚かさと浅はかさゆえの過ちをいつまでもトゲとして残した心があって。人間自分を甘やかすのは簡単で、多少世の中の決まりから逸れたところで「しょうがなかったんだよ」と自分に言い聞かせることができるじゃないですか。桐静くんの処世術スキルをもってすれば恐らくできるはずなのに、少なくともその一点においてはそれをしないのが……なんだろう、なんて言ったらいいんだろうな、こう、捻じれているというか…。ちょっぴり斜に構えた見方だってできるのに自分のことだけはうまく許してあげられない不器用さが心の底から愛おしかったです。祈織も、桐静くんのそういう雁字搦めになって動けないところに共感と親近感を覚えたんじゃないかなあと、今になって思ったりして。お互い面倒くさくて困っちゃうね、みたいな。なんて、桐静くんファンの皆様からお前と一緒にするなと怒られそうですね。
    ハイ4つ目!「ずるい」ところ!祈織もPLも「いい人」は好きなのと同時にいい人と呼ばれる人のすべてを許容し好きなわけではありません。汚点や欠点、いやなところが一つもない人は相対して自らの醜さがより浮き彫りになり、逆に鼻をつまみたくなることもあるかもしれません。私が『呪術廻戦』のキャラでみんないいなあと思うのがその一点、誰しも欠点や後ろ暗い過去、弱いところがあるからだったりします。これは絶対にマイナス的な意味ではないのですが、桐静くんはお人好しに見えるところはあれども100%の善人ではないのですよね。善人じゃないというか、相応に人に見られたくないところを持っているというか。桐静くんと桐静くんPL様の言葉をお借りするなら“トゲ”でしょうか。自分を嫌いで葛藤を抱えて生きる桐静くんは、だからこそ祈織の目に尊く映ったんじゃないかな、と。時間軸的に4thイベ後になるフリーの[64]にて「(死にたくないとはまだ思えない。でも、死んでほしくないとは思うんだ。)」はまさしくそんな心境で綴らせて頂きました。で、なんでずるいという表記にしたのかと言うと、epでまさかのスパダリぶりを目の当たりにしたからです。(4thでも意地悪の形をした本心、ということで仰っていただきましたが!)あれはずっっっるい……惚れるしかなくない?いやもうこれ以上ハマるところないですよってぐらい桐静くん沼にはまりこんでこれ以上惚れようがないんですけどね??あそこでハッキリ好きなところを挙げて頂けると思っていなかったし重ねてくるスタンスほんっとズルすぎる。分かっていて「可愛い」を重ねてくるいじわるなずるい男~~だがそこが好き!将来的にどんどん言い負かされる割合の方が高くなりそうだな…?危険と近しい呪術師界である以上、どちらが死ぬ未来も常にありえることでしょう。しかし、似ているところを持った、以前記した言葉で重ねるなら“揃いの傷跡”をがあるから理解できることがあって、似ているからこそ歯痒く感じることもあって。お互い抱えたものは死ぬまで消えないかもしれないしずっと悩んでいるのかもしれないけれど、それでも互いの向き合って、時には隣り合わせに、またある時は背中合わせに。最期までそうやって寄り添い続けられる関係性でいられたらと思います。
    これでラスト!「頑張る」姿!頑張ってくれるところ、という言い方をするか迷ったのですが、桐静くんが頑張るか頑張らないかは私が決めることじゃないしな……と思うのと桐静くんの頑張りは桐静くんのものだと思うので。勿論頑張ろうとする理由の一端に慣れたらこの上なく嬉しいことではありますが!でも頑張れるかどうかはやっぱり桐静くんの心根というか、心に固い結び目を持っていらっしゃるからだろうな~~なんて思ったりしています。今だから言えるのですが、死亡エンドの可能性を応募前から考えていて、合否が分かった折には、祈織が死ぬ未来もあるだろうと死に様を十ほど想定していました。ペアが桐静くんだ!とわかった時には勝手ながらシンパシーめいたものを感じて「お、お互い生に執着できなさそう~~!!」と思っていたぐらいでしたので、桐静くんが藻掻いて足掻いてでも生きる道を選んでくださったことは、言いようのない喜びを覚えたものです。何と言葉にしたらいいのかわからないぐらい嬉しくて、epとフリーの「(折れても祈れ、季節は巡る。)」を交互に拝読し、その日のうちに三回泣きました。翌日もう一度見直して今度は二回泣きました。レスがギリギリになってしまったのはそんなこんなで目が腫れキーボードが打てなかったからです(ガチ)。フリーからガンガン引っ張ってきてしまうのですが、自分を嫌いにならないともっと嫌いになってしまいそうだったという桐静くんは、多分生きることを選ぶより、もう死んでもいっかと思ってしまう方が楽だっただろうに、嫌いな自分の命でも生かそう、惨めでも情けなくとも生きる、と選んでくださったのを幸いと言わずになんと言うのでしょう。そうやって懸命に生きようとする姿と、少し時を遡りますが「がんばる。」と仰って下さったその心が好きです。フォーエバーラブ。それはそれとして囲い込みを掛けているとは終ぞ思わず、ラストの〆レスとフリーのを見るまで行く当てがなければ学もない子供への責任感プラス情がわいたからだと思ってました。(そこにつけこんだ感あるのであまり言及できませんが)恋愛感情の数歩手前みたいな。最後の最後でとんでもない計画を知らされビビり倒したPLです。好き好き大好き愛してる。
    正直桐静くんと桐静くんPL様への愛をすべて語ろうとすると終わりが見えなくなる…(愛が重いPL) なるべくまとめたつもりなのですが……本当はまだ言い足りない……だって桐静くんはやさしくてずるくて真面目で時に斜に構えてみせたりして、いい人だけど人らしく汚れたところもあって、でも最後には生きることに一生懸命になってくれた、心惹かれてやまないPCさんなので……。桐静くんは長所短所(※祈織とPLからしたら全部好きなところですが)のバランス感というか、塩梅が控えめに言って最高でした。ということでそろそろ締めくくると致しましょう。穿月桐静という素敵なPCさんとお逢いできたこと、そして1ヶ月半という時間をペアとしてご一緒できたこと、それらは私にとって至上の喜びでございました。「21gの英雄」様の舞台はこれにて幕引きとなりますが、私たちから見えないところでまだ続いていくだろう桐静くんの“これから”に一つでも多くの幸いが訪れますように。改めまして、桐静くんと桐静くんPL様へ感謝と愛を込めて。ずっとずっと大好きです!
  • すっごくアットホームなお家に思わず笑いを頂きました……穿月くんは21gの英雄の(明るい)良心だと思います!〆ではまだ目覚めないお姿ではありましたが、ONEDAYでの穿月くんの戦いを拝見してきっと勝って戻ってきてくれることを信じて。
  • 3年生同士としてフリーで絡みたかった穿月くん……!キャラクター設定がペアの祈織ちゃんととても噛み合っていて、お互いがゆっくりと変化してゆくのがとてもすてきでした。外見はあんなに派手派手なのに、奥ゆかしいところが乙女心をくすぐるなあと思っております。乙女ゲーにいたらきっと人気キャラです。穿月くん、モテそうです!
♦ 好きなシーン・台詞


  • ねぇ、……これ、開けてくれたらさ、釘にお仕置きすることはできるんだけど。 (No.4)
  • →釘にお仕置きって言い方が可愛すぎて花マル100点~~!!桐静くんマジで19歳か可愛すぎるだろ~~!って画面越しに叫んだのは絶対に私だけじゃない…。言い方がものすっごく可愛い反面、この後に続く「――純粋に、その髪を解いてあげたいと思った。彼女が誰であれ、生きている人間なのであればそうするべきだ。」のロールに桐静くんの為人を強く感じました。桐静くんって結構must toで生きてるところというか、社交性と裏腹に雁字搦めになってるところというか。そういうのを一番最初に感じたのはここからでした。

  • なんにもできなくても。君はにんげん、ひいてはひとのかたちから逃れることは出来ないよ。 (No.10)
  • →1stさなかではお寺での修行したときにされた説法が関係しているのかなー、とか比較的フラットに見ていたのですが、イベントが進むにつれ晦冥に身を投じたくなるほどの業の深さよ…と顔を覆ったPLです。ふ、深い……意味も心の翳りも深い…。



  • うーん、勝手!――担任の言葉を聞いて思ったことをまとめればこれに尽きた。 (No.21)
  • →ほんとそれなって思いました。みんな一回は思っただろう五条先生へのクレーム代弁者、穿月桐静くんに拍手。

  • ……いやいいよ?!スマホでぽちってするだけだからね?腰上げてね?今俺たちすっごい訝しい目で見られてるからね?はい、起立!(屈みこんだ彼女の行動原理を飲み込み切れずにまた間が空いた。マグカップを棚に戻して両手を彼女に差し出して立ち上がる様に促そうか。いや、いやいやいや。)今は「よろしく」でいい場面だよ祈織さん。(声色がマジで瀕死だった。周りの視線が痛いのは何年たっても慣れない。) (No.31)
  • →桐静くん祈織に振り回されてホントかわいそう(※やっておいて言う)ごめんねって思いながらも桐静くんの反応がツボなので次は何しようかなっていつも考えてましたごめんなさい。自供したので情状酌量の余地をください。

  • ポテト、揚げたてだといいね。 (No.35)
  • →このレス中盤の「……君のいきたいところなら、どこだって。」は実際心の裡でどう思っているのかぼかされているのですが、最後の最後でこの一言が出てくる桐静くんってすごいなって…。擦れてもおかしくない呪術師界で、多少捻くれた見方だってできるのに、それでも当たり前に誰かの幸運や幸福を、どんな些細なことでも願って口にできるのってやさしさがないと無理だと思うわけで。桐静くん自身が自分をどう思っているのかはわからないけれど、祈織にとっては“やさしさ”を感じた瞬間だったと思います。

  • お花みたいな色に見合うよう努力する。……ポニテなら―、今日は藤の花みたいになるかな。 (No.40)
  • →桐静くんが手先器用なのは確信してたし頼めばやってくれるのも信じてたけど、けど……藤の花って表現オシャレ過ぎませんか?!?!え~~もうプロですよプロ、ヘアメイクさんになれますよ。あとあと、このレスでお話でもロールでも花をモチーフにされている箇所がいくつかあって、桐静くんPL様の語彙が凄い…(※に対して私のこの語彙の少なさ)言葉のチョイスがうつくしい…。



  • (――術を初めて覚えた時は、悪ガキだってただの子供だった、気がする。ただ純粋に胸が高鳴った。それが次第に歪んでいった。自分も風のように走れる。自分にはこんなにすごいことが出来る。ずるをしてでも目立ちたかった。遠き過去は黒い楔としていまだ心に突き立って、ことあるごとにそのトゲで心臓を傷めた。 (No.47)
  • →どこから抜き出すべきか迷いに迷ってロール内の文章ほぼ全部突っ込みました。桐静くんの心に刺さったままのトゲは、子供なら誰にだってあるかもしれないことで、いや確かに良いことではないんですけど悪いことと断ずるのもPLにはできなくてですね。なんていうのが相応しいんだろうな~~難しい。持っててもいいよって言われたおもちゃを、でも使うなって言われるの理不尽だって思うのに近いかな。いけないことではあったのかもしれない反面、しょうがないじゃないって思ってしまえるところを、ずっと引きずっている桐静くんの“自分を許せない”と思う心。それは多くのものを風化させてきた祈織には殊更尊いものに感じられていたと思います。っていう感慨深さをどこかで活かそうとして4thに繋がりました(釈明)

  • ……先生、祈織さんのことお願いしますよ。……いや、やっぱりいいです、クラスのやつと学長に頼みます。先生絶対ろくなこと教えなさそうですし。きっと祈織さんにとって今の何でもない日々ってめちゃくちゃ大事な時期なんですよ。だから、絶対に変なちょっかい出さないでください。 (No.47)
  • →そうですね、五条先生に任せるのはなるべくご遠慮頂きたく候。という冗談はさておき、自分の生活も一転して慌ただしい時期だろうに他人の日常の尊さを考えてくれる、大事にしようとしてくれる桐静くんってやっぱり悪い人にはなれないんだよなあ、としみじみ感じたワンシーンでした。それはそれとして私たち五条先生への信頼(戦闘時を除く)があからさまですねって思ってめっちゃ笑いました。桐静くんも祈織も揃って夜蛾先生にお願いしに行く流れになってる…。



  • 祈織さん、人が人を助けるのって、きっと当たり前なんだ。でも、一人で一人を助けようとしたら、自分を助ける分がなくなっちゃうよ。ひとには、限りってものがあるんだから。 (No.55)
  • →桐静くんって言葉のひとつひとつがとても真っ当で、自然で、何より誰かを助けることを当たり前にできる心根が尊くてですね…。なのにその助ける相手に自分だけを含めようとしない空気感もあり、そこが切ないな、と。あの考え方とスタンス併せ持っているのって桐静くんにしかない個性だな~~。

  • でも、なんていうのかなぁ、……あそこで君を置いて行ったら、そのまま死んじゃいそうに見えたんだ。烏滸がましい話だけど。(こつん、誤魔化すようにぼろっちい爪の先で机を小突いた。彼女の爪は目の前で彼女自身の手に食い込んでいて、ひどくいたそうにみえる。あの日のように眉を顰めて、また唸って、とうとう観念したように言うだろう。視線を空に逃がして、へらりと笑って。)……俺、俺のこと嫌いなんだ。(奇しくも、いや、男は気が付いていたのかもしれない。根本的に似て非なる性質は、言葉にしてみれば同じくらいちっぽけでいやんなる。)口先ばっかりで、なにも出来なくて、こんな手で誰が救えるんだって思いながら、見過ごすのも目覚めが悪くて、結局口を出す。正しいことしていいやつであろうとする自分が、嫌いだ。 (No.57)
  • →レスの半分以上抜き出していてすみません!祈織は放っておいたらまああのまま死んでたかもとPLも思うのでご明察です~~!の一言に尽きるのですが、それより何よりこの後に続いた自己嫌悪の告白について!そうなのかもしれないなあとは思っていたものの、具体的な“自分が嫌い”の輪郭をお聞きすることができて、そのおかげで今後の祈織の動かし方と成長につなげることができました。が、同時に桐静くんはこの気持ちを隠しておきたかったんじゃないかなと思う気持ちもあってですね。言いたくないことを言わせてしまった申し訳なさもMAXでした。偽善も善の内と申しますが、それをそのまま受け止められないところが本当に桐静くん。当人は偽善や弱さ醜さだと感じていらっしゃるのかもしれないですし、それもまた正解だとは思います。同時に正しくありたかったという気持ちこそ善性の表れにも思えて……上手く言えないのがもどかしい……うう。

  • ……うん、困っちゃうよなぁ。自分なんかって思いながらさ、君がそういうと悲しくなる。その理由を探そうとしてまた嫌になるんだ。 (No.59)
  • →好きな台詞にも選んでおいてまだ言うの?って言われそうですがスペース下さいお願いします。正直桐静くんの好きな台詞は山とあるのですが、最も桐静くんらしさを感じる上で好きな台詞第1位は間違いなくこれになります。互いにどうしようもないね、困っちゃうね、っていう共感。それから“同じ気持ちだと思う”、「やんなっちゃう」ところ。でも二人でいれば、相手がそういった時に悲しくなったり、困ったようであっても笑いながら話せるんだよ、という希望と気持ちを込めて。

  • ……くそやろうども(片手で顔を覆って絞り出すように一言。ここで怒鳴っても彼女を怯えさせるだけなんだろう。それに、この憤りは決して彼女へと向けるものではない。呼吸を置いて二秒、息を吐いて三秒、) (No.63)
  • →桐静くんはいつも苦笑いでも困ったふうの笑いでも、じゃれあいでの笑顔でも、とかく笑みの絶えないPCさんでしたが、ここにきて初めて喜怒哀楽のうちの怒を見た記憶があります。というか後にも先にもこれっきりのような。(5thのはじめのアレは怒っていたカウントでいいんでしょうか。張りつめていたが正解?)桐静くんが怒ったのは腐ったミカンの腐敗ぶりのこともあるのでしょうが、理由の一端であっても祈織のことがあると嬉しいな、なんて。何はともあれこういった策謀へ、健全に怒れるところが桐静くんの美点ですね。

  • 怒るよ。(絶対的な約束一つ。)……怒る前に、思いっきり抱きしめて泣くからね。祈織さんを行かせないだけの力がないの、悔しすぎるから。(前提としての話を、もう一つ上乗せしよう。あまりにちっぽけな自分を、変わらず恨んでいる。) (No.63)
  • →桐静くんがもっと人でなしであれば傷つくことも自分を痛めつけるように恨むこともなかったんだろうなぁ。ずるをしても、多少考えが捻くれたとしても、擦り切れることなく今まであり続けた善性……あるいは良心、やさしさというものがここに集約されているように思いました。

  • 存分に重荷と未練になってやろう。)──明日はどんな髪型にしようか、祈織さん。 (No.65)
  • →重荷も未練も大歓迎ですよウェルカムです。というPLの冗談(※100%本気)はさておき、桐静くんが交わしてくれた「明日」へ向けた約束が眩しくて嬉しくてですね…。〆レス入れた後なのでできませんが、もしこの後の展開を描写するとしたら、きっと祈織はゆるやかに口角を上げて微笑んでいたのではないかと思います。



  • ――生きてて、よかったぁ……(周囲への警戒は怠れない故、完全に力が抜けたとは言わないけれど。語尾が緩むくらいには安心した。ピースサインが止まりかけた胸を穿ったみたいに、生きた心地がした。うっかり涙腺まで緩みそうだったから意地を張って額に拳を当てたら、メリケンサックがごりりと己の底を刺激する。「痛いよ、」額のことじゃない。触れられた耳のことでもない。)……めちゃくちゃ心臓痛い……もう無茶しないで、祈織さん。痛いでしょ、自分で動ける?肩とこめかみと、……背中も?あーだめ、まだ痛い。 (No.69)
  • →よかったと本心から思えるところも、ひとが受けた痛みを自分の痛みのように痛いと思える心も、生きていたことを実感して涙しそうになる弱さもやさしさも、全部ひっくるめて大好きです。

  • そういう祈織さんだって。傷付けるくらいなら自滅しちゃうくせにさ。……こうしていられるのも、君が人の痛みをわかってくれる優しい子だったからだよ。一緒って一方通行じゃできないって思ってくれて、俺はめちゃくちゃ嬉しかったんだ。 (No.75)
  • →桐静くんのこの台詞前半部分に「祈織のことわかってくれてるの嬉しい~~!好き~~!!」となり、後半部分に「うっ、嬉しいって思ってくれるのが嬉しい…」と泣きかけて。4thとはまた違った事柄においても『同じ気持ち』でいて下さった喜びを噛み締めておりました。

  • ……うん、がんばる。 (No.77)
  • →できる範囲で、とか、あんまり期待しないで、とか。桐静くんだったらこう返すかな?と私も祈織も思っていたと思うのですが、まっさらな声で『がんばる』が返ってきたのが意外でした。卯木祈織というPCが桐静くんの心に少しでも播種することができたのならこれ以上喜ばしいことはありません。

  • ……そんなこと言われたら、期待に応えないわけにはいかないなぁ。(上昇と落下の切り替わり。丁度無重力を感じる数秒にはにかみながら。いつかこんな、何にも怖くないみたいな笑みに、同じものを返せる日が来るんだろうか。まだわからないけれど、眉を下げたままでも笑っていたのは確か。背中に回していた手を脇と足に滑らせて、空中で器用にお姫様抱っこに切り替えたなら、いっちょいつもの行ってみましょう。)倒錯×芹演法――「百日紅」 (No.83)
  • →桐静くんの好きな台詞は山とある(二度目)のですが、穿月桐静のベストオブ格好いいシーンはこちら!いやいやいや…って感じでお茶を濁したりではなく真正面から応えてくれるのも格好いいし(普段の謙虚と卑屈を足して割った感も好きですが)、またお姫様抱っこですよ??イケメンか。知ってた。それにロールの末尾が格好いい~~!桐静くん格好いいし桐静くんPL様はセンスの塊~~!!

  • ――……帰ろうか、祈織さん。(手を伸ばして握った手のひらに当たり前に、そう言って笑う。夜明けは近い。今日が来る。) (No.83)
  • →4thで“明日”の約束をして、5thで“今日が来る”というのはもう本っっっ当……言葉にならない~~!私たち一緒に同じ時を重ねているんですね感が凄まじくて泣きそう。うれし泣きです。更に加えて言うなら描写が美しくて思わずピックアップ。台詞部分も抜粋したのは、この「帰ろうか」の前に、見えない“一緒に”が入っているような気がしてじわじわ喜びがわいてきてですね。ああおんなじ場所に帰れるんだなあ、とこの世界だからこそ得難い日常の尊さを抱きしめた心地になりました。



  • 出会ってからは4年と10ヶ月くらい。穿月桐静、23歳。準一級術師。まだ跡取り息子。金色のウィッグは変わらなかったが、エクステと羽飾りがいくつか増えた。ピアスもいくつか。カラーコンタクトは相変わらずだ。黒いシャツの上には学ランの代わりに松葉色に銀紅の花模様が入った羽織を着るようになった。胸ポケットは変わらず膨らんでいる。) (No.85)
  • →23歳の見た目チャラ系&中身真面目系×和装が性癖になりそう。好きすぎる。4年後の桐静くんが威力増し増しで格好良すぎるのは語り切れる自信がないのでここでは末尾二つに触れましょう。羽織着てるのかっこいい~~!と思う気持ちは強いですが!それはもう強いですが!!でもでも花模様のカラーリング、祈織のイメカラのだな~~!?という驚きがまず第一にあってですね!え~~めちゃくちゃ嬉しいですありがとうございます…!

  • 初めてこの家に彼女を連れてきた日に、現当主と「桐静が嫁さんを連れて帰ってきた!!」「祈織さんの意思も聞かずにやめて?!」と叫びあったのは今も鮮明に思い出されることだ。)どう、自分のこと好きになった?(なんでもない調子で聞いてみる。男は、変わらずに今日も生きている。彼女の隣を陣取って。隣を見やってへらりと笑う。) (No.89)
  • →穿月家の人たちの反応がツボで爆笑したのが前半。互いに自分のことは好きになれないけれどもお互いの隣を陣取って、それでも生きているし生きようとしている、そんな姿に目頭が熱くなったのが後半。とういおはコミカルとシリアスのアップダウン急勾配っぷりに定評がある(気がする)。

  • 祈織さんは意外とこういうこと言われるの弱いよね、可愛い。 (No.93)
  • →ひええ……桐静くん褒め殺しスキル高っ……こんな威力高いの真正面から食らったらノックアウト以外の何物でもないと思うんですよね。ご愁傷様です(?)

  • 四年以上前から囲うつもりでいた、……って言ったら怒る?(怒られてもいいかと思った。ここで二人、同じ幸いを夢見ているのなら。) (No.93)
  • →予想外すぎて画面を二度見しました。穿月家の跡取りは企み事もお得意でいらっしゃる…。でも桐静くんのこういう、根っこはいい人なんだけど汚いことも知ってて手回し良いところも好きなんですと告白させて下さい。この後のロールの、「俺が帰ってくるまで、無茶しちゃだめだよ。(約束を、しよう。)」にも色々考えさせられるところがありました。今回だけに限らず、これから何度も起こりうるだろうことを、祈織も改めて思い知ったことと思います。同時に何があってもこの“約束”をよすがに生きていくんでしょう。よすがであり枷であり、穿たれたものの重さを背負いながら、生きる道を選び続けるんだろうな、と。

  • 心配させてごめんね。きっとこれからも何回だってこういうことあると思うけど……ちゃんと生きて終わらせてくるから。帰ってきたら泣いて抱きしめてよ。なんかへまして帰ってこれそうになかったら、怒って迎えに来て。 (No.95)
  • →何回だってあるけど何回だって生きて帰ってくるんだと告げてくれるところが好きです。おためごかしだけじゃない真実も晒して、それでも約束を重ねてくれるところには桐静くんらしいなあと思いつつ。ところで何かミスったりトラブったりで帰って来られなかった日にはガチでうちの子迎えに行きそうだしなんだったら武装して出向きそうで怖いなって思いました(?)

  • ――行ってきます、祈織さん。 (No.95)
  • →日常的な挨拶は、この世界では時に今生の別れになるかもしれなくて。そういう不安はいつだってありながらも、向ける言葉は「いってらっしゃい」で結ぶべきかなと思い文章を綴っていました。特別なことなんてないし、多分できないのはこの二人の場合お互い様だと思うのですが、だからこそ当たり前の日常を大事に大切に重ねているんじゃないかなと思いますし、その一端が表れている台詞だと個人的に解釈しております。



  • (嫌いながら生きている。だからってわけじゃないけど、好きになれなくたって生きててほしい。君だって、当たり前にこの世界を生きてほしい。) (No.66)
  • →4th後の時間軸なのですが、桐静くんのこのモノローグが最高すぎて語彙を失うんですよね…。お互い器用だろうに不器用に生きてるのがどうしようもなくて。今まで好きになれなかった自分でも生きよう、祈織がそう前を向き始めることができたのはどうやったって桐静くんのこういう風に思える心に感化されたからなんだろうなあ、なんて思っています。

  • ……これやっていいやつ?捕まらない?(自然と差し出しかけたリンゴに一旦考えるも、最終的には彼女のご随意のままに。頬張った姿を見るだけで満足げな表情をして見せるんだろう。) (No.122)
  • →むしろこっちが捕まるやつでは??あと食べてる姿がかわいいんだけどお写真オッケーですか?ダメ?

  • 来年は当日にお祝いしようね。(そういって笑った男はそれから毎年律儀に贈り物をするだろう。それは生活に必ずしも必要じゃないアクセサリーが多い。彼女の人生を彩る一つになればいいと、毎年その枝に飾り付ける。そして、この頃からじんわりと「卯木を穿月化計画」は進行していたわけだが――へたれた男の口からは、一生語られることなんてないんだろう。) (No.130)
  • →よくよく考えれば装飾品の類を贈られている辺りでこちらも外堀埋めに掛かられているような。他のお手伝いさんとか親族とかにはバレていたら面白いな~。第三者の口から語られて、祈織が「そうなの?」と桐静くんに聞きに行って、で、桐静くんが慌ててくれたらかわいいな、と。貰ったプレゼントは傷んだり錆びついたりしないよう、祈織にしては珍しくきちんとメンテしてそう。私的な想像ですが、祈織は螺鈿細工の小箱などに頂いたものを保管し、寝る前に眺めていそうです。幸せが重なって、思い出が日ごと年ごと増えていく喜びの可視化みたいなイメージで。

  • (計画の一段階目は本家への連絡。前からいらないと言っていたお見合いは本気でいらないと断る。手伝いを一人連れて帰るけれど絶対に無駄なことを言うなと言い含める。こつこつやりながら途中で我に返ってまだ後輩ではなかった後輩(?)であるパンダに「俺ってキモイかな」と相談することもあっただろう。そもそもとしてこの自尊心激低い自分嫌いが自分から告白できるのか。いや少なくとも今はまだ出来ない。せめてもう少し自信が付くまでは出来ない。情けがないと言われながらも外堀を埋めて埋めて、とうとう卒業。そして帰宅。からのこれ――「桐静が嫁さんを連れて帰ってきた!!」)祈織さんの意思も聞かずにやめて?!(いや本当に。一生懸命がんばって、いいとこ見せようキャンペーン最中なのだから。) (No.130)
  • →悩んだ末に何も絞り切れずそのまま上げました。このソロール全部好きで何も選べないんです…。お見合いの話があったことにジェラっちゃう気持ちがないわけじゃないけど、こつこつ下準備始めてる桐静くんにキュンだし、パンダに相談してる桐静くんかわいいし、なかなか自信がつかない桐静くんに「らしさ」を覚えるし、手を回して外堀埋めてたのにおうちの人に台無しにされるの凄く面白……違った楽し………えーとえーと、イイなって思いました。笑いすぎておなか痛くなったのはここだけの秘密として。いいとこ見せようキャンペーンまで“お互い”と言えちゃう桐静くんと祈織に幸あれと願うばかりです。

  • (帰るんだ。みんなの元へ。君の所へ。帰るんだ。嫌いな自分の命でも、死にたいなんて思っちゃいない。帰るんだ。惨めったらしく息をして、どれだけ情けなくたって。帰るんだ。 君が好きだと言ってくれた俺を、君の元へと帰すんだ。) (No.130)
  • →やっぱり選べない優柔不断さをどうか許してください…。でもこれなくしては桐静くん×祈織の結びにはならなくてですね。と思い、ラスト部分まんま突っ込みました。自分のことは嫌いでも、帰ろう、“穿月桐静”をあの家に帰そうとしてくれる姿は筆舌尽くしがたく、感無量という言葉に頼ってしまうのが悔しいぐらいです。重体でなく重症ということは、病院では意識が戻っているんだろうなと思いつつも、epの方では眠っている時を選んだのはこのフリーで、桐静くんがどれだけの思いで帰ろうとしていてくれたのかを目にしたからになります。相対したらどんなふうに声をかけるのか言葉が見つからなかったと申しますか。たぶん祈織は泣くし、もしかしたら遅いと怒るかもしれません。笑おうとして失敗して、でもきっと最後は微笑んで、もう一度「おかえり」と言って。怪我を考慮せずに抱きついて痛みに悶絶する桐静くんと医療スタッフの怒声を食らいたい。そうやって、格好つかないなりに二人が、二人寄り添って今日を生きられたらいいなと思います。