阿閉 託夢
あとじ たくむ
……一期ちゃんと出逢えて、よかった。一期ちゃんを助けられて、よかった。
……ありがとう。おれはきみから、たくさんの……いや、数えきれないくらいのものを、もらった。
(Epilogue:No.102)

誕生日:5月16日
- 作り込まれたキャラメイクと巧みな手腕にラブコールをしたためている今なお愕然とするばかりです。エピローグにて怒涛の勢いで紐解かれていく阿閉さんの生い立ちと、自らを雁字搦めにしていく姿に覚えた戦慄は、あとにも先にも味わうことが出来ない感覚だと断言できましょう。点と点が線で繋がる心地は非常に痛快である一方で、闇の深さがあまりにしんどく、もうこれ以上は許してくれ…! と顔を覆う日々でした。考察下手な私は情報ひとつにさえ驚きと揺さぶりに眩暈を覚え、プロフィールの「(呪霊に限らず、人間も可能)」の一文に鳥肌が止まりません。
感情表現が乏しいながらも、阿閉さんがやわらかく笑って下さるたびにあたたかな熱に触れ、子を見守る親あるいは兄のような心地になっていただけたように思えましたし、ぽやっとした天然さが垣間見えるたびに微笑ましく、ハイティーンらしい抜け感を覚えました。時には頑固! と笑ってしまう瞬間もございましたが、それも含め心を掴んで離さない魅力が詰まったPCでしたね。レスをつけるたび、こういうアクションをされたらこう返そうというパターンを幾つか想定したりしていたのですが、概ね裏切られてしまうので、PLとしては振り回される感覚も非常に心地よかったです。
ペアPLとしても、阿閉託夢のファンであるいちキャレスラーとしても、生きて欲しい命でした、生きるべき命だと感じておりました。最期のときに幸せを感じて下さっていたことが唯一、救いであるものの、それにしたって割りに合わんでしょう! と思うわけです。梵託夢が存命する世界線を模索しまうこと、どうかご容赦下さい。阿閉さんの幕引きは光に包まれているようにあたたかで、美しく、鬱くしいものでしたためでしょうか。どうしても抗えない運命のようにも思えてしまうのですよね。受け入れたくないあまりに、そう思ってしまうのかも分かりません。PCPL共にどうにか生きてもらえないだろうかと頭を捻りに捻っておりましたが、一期の取る言動や行動はどれも裏目と申しましょうか。所謂死亡フラグのような気がして、エピローグ期間は本当に頭を抱えきりでしたが、ふたりの未来を想って言葉を尽くす一期を描くのも、阿閉さんのお考えをお聞きするのも、本当に楽しかったです。
ご縁を賜り過ごした日々は、PCPL共にかけがえのない幸福な宝物です。天の向こう側で、そして次の生では、ありふれた幸せな家庭のもと健やかにのびのびと生活を送って欲しいと願ってやみません。 約1ヶ月半の間、本当にお世話になりました。 - 阿閉家のことが判明する度に、と申しますかONEDAY(と〆)のしんどさが半端なかったのですが、まさに21gのヒーロー……と何度も梵ちゃんの持つアクセサリーを思い浮かべて呪術師たるやを感じていました……。ふたりの次がしあわせなものでありますように。

- じんぐるべーる、じんぐるべーる、すずがーなるー……きょーおーはー、たのしーいー、くりすーまーすー…………楽しくない。まったく楽しくない。めんどくさい。帰りたい、ケーキ食べたい…… (No.2)
- そうして、首を傾げたまま、彼女の言葉を聞いていた。最後まで聞き終えれば、ため息をついて頭を掻く。それまで表情のなかった顔の眉間に皺が寄り、不愉快そうな色が浮かぶ。)……クソだな。親は無条件に子供を愛して慈しむもんってのは大間違いだ。クソな親は改心なんかしない、くたばるまでクソなまま。そんで、あんたはそうやって期待して裏切られ続ける。――そうやって、死ぬまで期待して、死ぬまで裏切られ続けんの? 死ぬ瞬間も、「やっぱりママはあたしのことなんか大切じゃなかった」って絶望して死ぬの? あんたは、それでいいの。(言うと、ゆっくりと立ち上がり、刀を腰の鞘に戻した。そしてズボンのポケットから煙草を取り出せば、一本くわえて火をつける。――気に入らなかった。彼女の母親が、ひたすらに。) (No.8)
- ……じゃあ、今すぐ母親を捨てなくてもいいから、……とりあえず……お試しで、ここ、出てみない? (No.10)
- ……おれの絵が上手いから。(かわいいという評をいただいた事に、満足げに頷く。実際、スマホに描かれた絵は小学生が描いたようなレベルなのだけれど。) (No.12)
- …………14歳の子に……「わるい子」って……おれ18歳……いや、そう、大人。18歳はもう大人です。煙草と酒はほんとはまだだめだけど、もうだいたい大人のようなもん。(見た目からもう少し近いと思っていた彼女との歳の差を知れば、なんだかショックを受けたふう。14歳は、自分から見ればまだまだ子供だった。彼女にも自分にも言い聞かせるよう、大人、と繰り返すのだった。 (No.16)
- ……任務かんりょ……いや、まだか。(高専に帰るまで、いや、彼女に“普通”の幸せを知ってもらうまでが任務だ、きっと。 (No.16)
→初っ端からあまりに可愛さに目を剥いたのです…。呪霊だらけのXでこんなゆるだるにクリスマスソング歌っているのが可愛いですし、楽しくないって不貞てているのも可愛いので、早く帰ってケーキ食べようね! って思いました。
→どう説得して下さるのだろうとワクワクしながらスレ立てした1stでした。面倒だと言いながらも考え方は非常に道徳的で驚いたのですけれども、一期の母の話への反応が本当に予想の範疇を飛び越えられてしまいました。この時点では容姿も可視化されおりませんでしたために、意外と不良なの!? なんて驚きつつ、闇を感じてせっかちな私はこの頃から阿閉さんのご両親が気になって気になって仕方がなかったです。
→どうやって一期に外へ出る理由を見つけてやろうか悩んでいたPLに対して鶴の一声でした。ありがたい発想に阿閉さんとその先のPLさまを拝んだ瞬間です。
→可愛いが過ぎる。いい加減にしてくれ。
→1stの阿閉託夢にはこれでもかってくらい可愛いが凝縮されているんです……。
→プロフィールからとにかく面倒臭がり屋な印象を受けていたので、ご自身の意思でこの先の生活も共にしようと考えて下さったことが嬉しかったです。

- ……おれは大人です。(あの夜、「悪い子」と言われた事をひっそりと根に持っていた。 (No.21)
- (手にとったのは、薄いピンク色の、裾がひらひらと揺れるマーメイドラインのロングスカート。さらに、)トップスはこんな感じでシンプルにして、前だけイン。あと、コートはこれ。(次々と手にしてゆくのは、ふんわりした白のタートルネックニットと、ダークブラウンのロング丈ポンチョ。どれも今季のトレンドだ。店員に「試着お願いします」と声をかけて、両手に抱えた服を、はい、とまとめて手渡そう。) (No.27)
- ……なんか、K-POPのアイドルっぽい……分不相応な気が……する……(と口にする表情は、自信がなさそうな。誰かに服を選んでもらうなんて初めてだったから、似合っているのかいないのか、まったくわからなかった。どう? と窺うように向ける視線は、歳の差なんてどこへいったのか、不安がっている子供のようなものだった。) (No.31)
- ぱっちり目が大きくなっている自分には、「……こういう仮想怨霊いそう……」なんて、呪術師らしい(?)コメントをこぼしていた。 (No.38)
- (普段から夜型で朝にめっぽう弱い男は、ノックの音でも、鍵などかけていない自室の扉が開いても、目を覚まさなかった。普段は朝までマンガを読んだりゲームをしたりして過ごす事もあったけれど、彼女と過ごす日々の中では「成長期には睡眠も大事」と自制――はせず、彼女を自室に帰して、ひとりで起きている事がほとんどだった。布団にくるまって動く気配すらなかったけれど、“朝這い”の襲撃を受ければ、「うう……」と呻いて。) (No.39)
- ……だって、人見知りだし、上京してくるまで友達なんかいなかったし……いまも、友達……知り合い……って呼べるのは高専のやつらだけだし……(高専の同級生や先輩や後輩を“友人”と言っていいのかわからなくて、言い直した。拗ねたような声色はなく、ただ淡々と。ふと思いついたように、)でも、哀愁あるのってカッコよくない?(と、彼女の顔を見て首を傾げた。) (No.41)
- ……おれは、富山の田舎出身、だけど、いい思い出なんかいっこもない。二度と戻りたくない。誰にも会いたくない。金輪際、関わりたくない。知ってもなんも楽しくない。(出身。その言葉がトリガーとなって、勝手に動く口がネガティブな言葉ばかりを紡ぎ出す。安全バーを下ろせば、スタッフの「行ってらっしゃーい!」という声と共にコースターが動き出した。45度の急勾配を高さ80メートルまで上ってゆく、カタカタという音を聞きながら、)……ごめん。えーと、……米と、海産物は美味しい……(斜度74度の落下を目前に、無理やりにフォローのような言葉を呟いた。) (No.41)
→この瞬間の阿閉託夢は18歳児です。可愛い。
→まだお互いにアイコンが未完成の状態で服を選び合うの本当に楽しかったです!! おしゃれにも頓着なさそうなイメージがあったので、こだわりをお伺いする際も意外な一面に触れられた気がして嬉しかったですし、選んでいただいた服のセンスの良さですよ…。阿閉さんPLさまはおしゃれ。(断言)
→2ndの阿閉さんはただひたすら可愛いで殴ってくるんですよ…。これはあまりにもあざとくて最高です。もっと下さい、と思っていたらこの後もプリクラにおろおろした上に全部同じ顔で映ってて可愛いので皆さん見て下さい。(?)
→これ撮ったプリクラを見てる阿閉さんのロールの一部なのですが、面白すぎて声に出して笑ってました。仮想怨霊の発想も面白いですしそれを呪術師らしいとするPLさまのセンスですよ。コミカルなロールも絶対お上手ですよね。
→朝起こしに行った一期、図々しすぎるか…? とそわそわしながらスレ立てしたのですけれども、縮まった距離感をさらっと表現していただいて感謝です。
→可愛いだけでなくこうやってちょいちょい庇護欲を掻き立てに来るんですよ。阿閉託夢、恐ろしい子……。このあと18歳で哀愁は早いって思い直すのも好きです。
→PLの目線からもご両親のことを聞くきっかけになりはしないだろうかという打算があったわけですが、地雷を踏み抜いてしまいましたね…。申し訳ないという感情より闇の部分が垣間見えたことに喜びを覚えてしまったことを懺悔します。

- (Every man is the architect of his own fortune.) (No.48)
→五条悟の前ではこんなにスラスラたくさんしゃべるの!? と驚きつつ、砕けた態度やリラックスした様子に和みました。昇級なんてイヤイヤと駄々をこねるところや、覚悟を決める瞬間にもあれこれ口を衝いて出てしまうところが阿閉さんらしいですよね。このソロールで自然と一期が阿閉さんの帰る場所になれている気がしてとても好きです。

- ――……おれはさ。クソみたいな田舎のクソみたいな家から、逃げ出してここに来て。呪術師になるしか道がなくて。でも、強くなるのも怖くて、やっぱりずっと逃げてて。……でも、そよぎちゃんのおかげなんだ。そよぎちゃんが笑ってくれるのを見て、こんなふうにひとを笑顔にできるなら、もっと頑張ろうって、ちゃんと自分の人生と向き合って、強くなろうって思えた。ぜんぶ、そよぎちゃんのおかげなんだ。……そよぎちゃんは、おれの意識を、人生を変えてくれたひと。だから――……もし、そよぎちゃんが戻りたいって言っても、戻らせない。“ママ”よりも、もっともっと、おれを好きになってもらう。(護衛は今日で正式に解かれ、これまでどおり、たくさんの時間を共にする事もできないのに。それでも、この望みだけは譲れない。わかっているから、「……勝手だね」とこぼして苦笑しながら、フォークでケーキを掬った。口に運んで咀嚼すれば、「……美味い」という言葉は自然にこぼれて。) (No.55)
- ……おれも、……そもそも昇級なんか興味なくて。ずっと万年四級でいいと思ってた。でも、そよぎちゃんが笑ってくれたから。そんなふうに、ひとを笑顔にできるなら、もっとがんばってみてもいいかって思えた。……結婚するかぁ……(彼女のおかげで努力に向き合う事ができたのに、そのせいで彼女にさみしい思いをさせていたら元も子もない。チーズケーキを食べながら口にした言葉は、冗談めかすわけでもなく。一緒にいられる方法として、思いついた事をそのまま口にしたふうであった。) (No.57)
- 例えばおれが、呪詛師になっても嫌いにならない? (No.61)
- ……じゃあ、おれ、呪詛師になっちゃおうかな。そしたら、そよぎちゃんがずっとかまってくれるんでしょ。おれ、こう見えてかまわれたがりだから。(しばらく沈黙して、チーズケーキを口へ運んだ。それを嚥下してから、)……うそ。そよぎちゃんの気持ちを裏切るようなことはしたくない。 (No.63)
- ジャージのポケットから出したのは、黒いリボンがかけられた真っ赤な正方形の小箱。「プレゼント」と言いながら彼女の手の上へ。)一緒に買い物行ったときにこっそり買ったんだけど……渡すタイミング逃してて。おれの好きなブランドなんだ。このピアスとおんなじとこの。(と、自分の耳を指さす。箱の中には、ゴールドの細いチェーンに、ティアドロップ型のごく小さな三つのダイヤ、そしてそれより少し大きめの紅いルビーひとつが等間隔にぶら下がったブレスレット。 (No.63)
→ここからじわじわしんどさが増していくのですが、この時点ではまだ阿閉さんの出生に対する好奇心が私は上回っていました。施されるばかりの一期が阿閉さんにとって人生を変えてしまうほどの存在になれたことは、PCPL共々この上なくありがたく胸を奥をぎゅっと掴まれる心地がしました。
→あまりにもナチュラルに結婚という単語が飛び出てきたのでめちゃくちゃ笑ってしまいました。発想が突飛! 互いに互いの存在が非常に大きなものとなっているのは確かだと思いましたので、いいじゃん結婚! と私はなっていたのですが、恋も芽生えていないのに14歳の少女が承諾するのは難しいだろうなと頭を抱えた瞬間でした。結婚ともかく、同棲していたらまた違った未来があったのでしょうか。ただ、そうまでして一緒にいたいと願ってくれた阿閉さんの中には、確かに愛情があったのではないかと思うのです。無自覚であろうとも。
→随分とさらっと聞いてきたものですから、またしても突飛な考えをしているな~と感じていたのですが、すべてが終わった今この問い掛けがめちゃくちゃ刺さります。視線を逸したのは意地悪なことを聞いたから、それだけですか? なんて考えてしまうのは深読みしすぎでしょうか。
→当時はなぜ何も察することが出来なかっただろうと頭が痛くなるほど4thからあらゆるところに散りばめられているのですよね…。なぜ私は嗅げなかったのでしょうか……。愛情が分からない、自分にはないものだとしながらも、渇望しているように見えてなりませんでした。分からないなんて言えないくらい、溺れるほどの愛情を受けて欲しいと今も願っています。
→プレゼントのセンスが良い!! 赤い箱に思わずカルティエかと思ってしまったのですが、これ実在する商品でしょうか…。阿閉さんからもらったものは、形のあるなしに関わらずすべてが一期にとっての宝物ではありますが、分かりやすい形としていただけて嬉しかったです。

- ――あ、ラッキー。お姫サマ見っけ! 生きてる?(手を振る代わりのように、手にした刀を振って。これまでに見せた事のない笑顔で問いかけた。) (No.67)
- それ、そよぎちゃんのママ? もう死んじゃってんの? よかったじゃん、クソ親から解放されて! オレもオレの親っつーか一族郎党皆殺しにしたいんだけどさ、そうすると呪詛師認定されて追われる身になっちゃうんだわ。呪術師なんかならなきゃよかった。(術式を使っても、記憶がなくなるわけじゃない。ただ、性格がまったく変わってしまうだけで。早くいこ。そう言うように、笑顔で手を伸ばした。) (No.69)
- じゃあオレも、勝手な願望、言葉にしとこ。オレがさぁ、いつかすげぇ悪ぃ呪詛師になって人間殺しまくって最低最悪なゴミ以下のヤツになっても、そよぎちゃんはオレの事、好きでいてね。(語尾にハートマークでもついているような、どこまでも軽いノリだった。悪びれない明るい笑顔を向けてから、少し間が空いて、)たぶんオレは、正義の味方よりゴミ以下の最低最悪なヤツのが向いてると思うし。(と足した。 (No.77)
- (高専に在籍していれば、呪術師の訃報を耳にする事など日常茶飯事だった。等級が低ければ、すなわち実力がなければその分危険に晒されるし、等級が上がれば任務の難易度も上がり命が危うくなる。どんな任務が来ても、どんな呪霊と対峙する事になっても負けない、強くなる――とは、言えなかった。けれど、彼女の小指に己の小指を絡ませて。)――努力はする。(と、力なく笑っておこう。過去がどんなものでも、未来に何が待ち受けていようとも、彼女を、梵一期という少女を助けたという事実だけは変わらない。それはきっと、暗く長い道をともしびのように照らしてくれるだろう。――きみに出逢えてよかった。どうかきみがこれから歩む道が、光と幸いに満ちていますように。実力のない、ろくでもない呪術師にも、それくらい祈る事はゆるされるだろう。) (No.83)
→そう来るかという驚きもありつつ、この笑顔にゾクゾクする感覚、分かりますか? 術式を使った阿閉さんには危うさと脆さがこれでもかと詰まっている気がしています。
→呪術師になんか、という発言が取り分け阿閉さんを別人のように一期は感じさせられていたのですが、呪術師として頑張ろうと思ったのも、ならなければ良かったというのも、阿閉さんの本心なのでしょうね。この矛盾にシンパシーのようなものを感じました。
→あくまで軽口のように言っていますけど、付け足された言葉に低い温度を感じで胸が締め付けられました。この時はどうやったらこの子の自己肯定感を高めてやれるんだろうとひたすら考えていましたね…。
→この〆レス本当に大好きです。もうこのハッピーエンドで終わりで良くないですか? ええ、現実逃避です。“過去がどんなものでも、未来に何が待ち受けていようとも、”揺さぶらすぎて吐き気を催す勢いですが、これがこの後、阿閉さんが地元の任務へ向かうソロールへ繋がると思うとあまりにも苦しい……。

- …………よ、く、……わかった、ね……(喋り方を忘れてしまったかのように、上手く言葉が紡げなかった。)……髪が……、……あれ、制服……もう大学生、だっけ……(今日は平日だったはず、と、上手く回るはずもない頭で考える。髪型も、服装も変わってしまったうえにサングラスなどかけている己に気づいてくれた事が、見つけてくれた事が、奇跡のように思われた。そんな奇跡、望んでいいはずもないのに。) (No.86)
- …………今日、別れたら。そのあとは、もう、おれは死んだものだと思って。 (No.88)
- ……寒くない?(巻くのを忘れてカバンに突っ込んだままだったマフラーを取り出し、紺色のカシミアのそれを彼女の首にふわりとかけた。深く考えずにそうしてしまってから、気まずげな表情を浮かべて。)……ごめん、いらなかったら捨てていい…… (No.90)
- ……なにが聞きたい? ……聞かないほうがいいこともある。……いますぐそのクレープ置いて、ここから離れて、おれのことは忘れたほうがいい、……と、おれは思う。 (No.90)
- ――阿閉家は、代々続く呪詛師の家だ。でもおれは、金もらってひとを呪い殺すなんてまっぴらごめんだった。だから、五条先生に、高専に入れてくれって頼んだ。五条先生の庇護下なら、あいつらも手は出せないから。(あの頃、言おうとしても言えなかった事を、こんな形で吐露する事になるとは思っていなかった。あの頃に言えていたのなら、また違った未来があっただろうか。) (No.94)
- ……術師やめるとき、「疲れたから」って言ったんだ。それも、嘘じゃない。……イクスから一期ちゃんを助けたときみたいに、ありがとうって言ってもらえて、自分は人助けをしたんだって思える任務なんかほとんどなくて。怪我が増えるばっかで、人助けをしたなんて実感はなくて。なんのために呪術師やってんだろう、善人か悪人かもわかんない名前も知らないヤツを助けて感謝もされないなら、確実に悪人だとわかってるヤツらを殺す方がずっといいことなんじゃないかって、…………これも、聞かなかったことにしてくれる?(吐き出したいだけ吐き出して、聞かなかった事にしてくれなんて、虫が良すぎる事は自分でもわかっている。「軽蔑してくれていいよ」と付け足す事すら、自己満足だ。) (No.96)
- (彼女の言葉に、動きが止まる。時間も、止まってしまったようだった。彼女とふたりで出かけた場所、彼女の父と三人で話した梵家の部屋、あたたかい幸いに満ちた空気、それらがかけらのように浮かんできらきら光ってははじけてゆく。) (No.96)
- (術式を使えば使うほど、思考と性格は敵意と殺意に絡めとられる。それでも、無根拠に大丈夫だと言おうとした矢先、手首にブレスレットが巻かれた。右手でそれを撫でて、昔日と変わらない、かすかで、けれど柔い笑みを浮かべた。)うん、大丈夫。おれもあの頃よりは成長してるし。一期ちゃんのために、がんばってくる。……これ、一期ちゃんへのプレゼントだし。帰ってきて、返さないと。(強がりでも、無根拠な言葉でもなく。己から彼女に贈って、そしてずっと身につけていてくれたこのブレスレットがあれば、大丈夫な気がした。――きっと、これも一種の“呪い”だ。) (No.100)
- ……これ、一期ちゃんちに持ってってくれる? 終わったら、取りに帰る。(そういって、スーツの背広を脱いで、通勤カバンと共に彼女に押しつけた。車の方へ向かいかけたが、「あ、」と声を漏らして。スラックスのポケットから出したのは、古びた小さなお守り。それを、彼女に差し出そう。)渋谷が中心なら、離れてれば大丈夫だと思うけど……もし危なくなったら、そのお守りの中に入ってる紙を千切って。それで、一期ちゃんを中心に、呪霊の侵入を防ぐ“帳”が降りる。スマホの電波も遮断されるから、注意して。(言いながら、ワイシャツの袖をめくって。「ちょっと寒いね」なんて笑った。)――じゃあ、行ってきます。 (No.100)
- ……一期ちゃんと出逢えて、よかった。一期ちゃんを助けられて、よかった。……ありがとう。おれはきみから、たくさんの……いや、数えきれないくらいのものを、もらった。(その言葉は、思考を巡らさずとも、自然と口からこぼれ落ちた。――きっと、彼女にとっては突然の事だっただろう。両手を伸ばして、厭われなければ、彼女を抱き寄せて。強く強く、痛いと言われても気にしないくらいに、彼女を抱きしめた。ありがとう。大好きだ。ずっと幸せに。言葉では表しきれないたくさんの想いは、術式を使えば伝えられない事もないのだけれど。そんな野暮な事は、やめておこう。帰ってきたら、自らの言葉で、声で、伝えよう。預かってもらってた背広とカバンを受け取りにきたよ、と、なんでもないようなふりをして、梵家に帰ろう。 (No.102)
- ……とりあえず、ちゃちゃっと片づけてくる。待ってて。(笑顔で、大きく手を振って、車に乗り込んだ。ドアを閉じて、車が走り出しても。見えなくなるまで、手を振り続けていた。) (No.102)
- 高専の制服って、スタンダードなデザインだと、ななめボタンになってるじゃないですか。でもおれは、術式使うのにコレをすぐ出せるようにしておく必要があったから、前開きにするしかなくて。おれも、みんなとお揃いのななめボタンがいいなって、あのころ、思ってたんですよね。 (No.102)
- (19:32:渋谷、文化村通りに到着。 (No.102)
- ――さあ、呪い合おうぜ。呪霊と呪詛師どもから掠めとった敵意と殺意と、一般人どもから抜いてやった不安と恐怖と――……それに、おまえの全部を奪ってやるよ。――掠気呪法、「偸盗戒」――…… (No.102)
- (夢をみる。「――ただいま」、そう言って、きみの家に、きみのもとに帰る夢。 (No.102)
- でもね、なんにもしてくれなくてもいいんだ。きみに逢えただけで、おれは、幸せだった。ヒーローにはなれなくても、おれは、きみのおかげで、幸せだった。 (No.102)
→望んでいいんだよ! って画面の前で声が出ました。
→これを告げる直前の僅かな間に阿閉さんは何を思っていたのでしょう。言いたくないという葛藤があったのではないか、そう考えてしまうのは自惚れですかね。
→会わない間に更に卑屈になりましたね? メンタルが負の方向へ引っ張られる中、こうしてくすっと笑えてしまう要素を入れていただいて救われました。
→この聞き方、すごく試されている気がしてなりませんでした。阿閉さんはそんな気はないのでしょうが、PLさまとしてはどうだったのでしょう。この時点ではまだ任務のソロールが投稿されておりませんでしたので、両親を殺めたか直球で行くか迷って、結局会ったかどうか問うに留めたのですけれど、未だにそれで良かっただろうかと頭を悩ませています。4th、5thと難しい場面は多々ございましたがこの瞬間が最も難しかったと言えます。
→もし阿閉さんが生徒であるうちに打ち明けてくれていたら、もし任務を終えて帰って来てくれていたら、どうしても考えてしまいます。間違いなく違う未来が訪れていたことは言うまでもないのですが、一期の反応はいずれも変わらなかったでしょう。ヒーローになるのに生まれは関係ないのですから。
→とても最もで刺さります。呪術師って結局は一般認知のされていない影のヒーローで、どんなに頑張ったところで映画に登場するヒーローのように感謝されることはないどころか、助けられた自覚すら持てない。阿閉さんの向上心の低さや、自己肯定感の低さは、そういう部分を踏まえたキャラメイクだったのでしょうか。本当に作り込まれているなあ……。
→言葉が届いた! って嬉しくて画面の前でにこにこしていました。心があたたかくなる表現でとても好きです。
→このレスを読んだ瞬間、体ごと一緒に帰って来てくれと心底願ったのですが、余計に死亡フラグな気がしてなりませんでした。一度は嫌になって手放した呪術師の道を、禊という形でもふたたび歩む決心を付けた阿閉さんの姿は本当にかっこよかったです。
→阿閉さんPLさまは度々本誌派かな? と思わせる展開をしていらっしゃったので、このお守りは壊滅してしまった世界で生きていけるよう託して下さったのかもしれないとも感じております。行ってきますといってらっしゃい、ただいまとおかえりで幕が下りる可能性はどの程度だろうかとぼんやり考えていました。
→出会わなければと思うくらいの後悔を感じていたのに、最後にはこうして覆して下さって書き出しから泣かせに来るんですよ…ほんと……。最後だから、言って下さったのでしょうか……。はあ、“帰ってきたら”………。溜め息が止まりません。
→一期が最後に見た阿閉さんの姿を朗らかな笑顔にして下さってありがとうございます。手を振り続けているの、大人になっても変わらない阿閉さんの可愛らしさを感じられて大好きです。
→制服の着方ひとつにさえこうして理由があるの、たまらないですね。
→ここから阿閉さんの戦闘に入るわけですが、冒頭の部分のみの抜粋で失礼いたします。最低限の状況説明と描写に留めたロールは、漫画のキャプション(というのでしょうか)のようで、セリフだけで情景を脳に描かせる技量に脱帽です。時間刻みに畳み掛ける展開は心からハラハラとして、ページを捲るように文字を追っていました。どうして漏瑚と出会ってしまったの? どうして未登録の特級呪霊に立ち向かってしまうの? と涙腺が限界を迎えていましたね。
→冒頭の部分のみといたしましたが、このセリフはあまりにもかっこいいので抜き出させて下さい。と申しますか、皆さん見て下さいの抜粋ですね。阿閉さんってこんなにかっこいいのですよ。
→このロール、いいえモノローグも、抜き出すと全文になってしまうので冒頭より。何度読んでも無理です、これは。しんどいです。どれだけ時間が経っても、涙なくしてこのモノローグを読むことはできないでしょう。阿閉さんの〆レスを前に、語彙が消失しました。
→真っ白な世界で、ボロボロになりながらも、穏やかに瞼を伏せる阿閉さんが俯瞰で映されて、ゆっくりとカメラが引いてゆくような映像が私にはみえていました。その幸せを永く感じていて欲しかった、と思わざるを得ないうつくしい幕引きです。

- (Life is what you make it.) (No.81)
- (The apple never falls far from the tree.) (No.120)
→阿閉さんのソロールは全文好きなのでタイトルロールの抜き出しとなることご容赦いただきたいです。5thのその後に投稿したソロールはお返事をいただくには返し辛いだろうとお呼び出しの形をとらなかったのですが、こうしてアンサーを下さってめちゃくちゃ嬉しかったです! ありがとうございます! ホクホクした心地で読んでいたら最後の段落(という表現でいいのでしょうか)にひっくり返りました。“彼女についた嘘がひとつ。結局言えなかったことがひとつ。”あまりにもしんどい……。そんなソロールのタイトル「人生は自分でつくるもの」というのもまた、センスを感じつつもしんどいのですよ。
→「蛙の子は蛙」? そんなわけないだろ!! 私は怒りました。阿閉さんが梵の家から離れた理由であり、過去の回想でもあるソロールなのですが、そもそものPLさまの文章力そして表現力と申しましょうか、映像だけでなく温度を感じる文章と展開にひたすら鳥肌を立てて読んでいました。子どもを逃がすところに人の心を感じましたし、だからこそ抱く葛藤に頭痛を覚えながらエピローグに挑んでいたのは良い思い出です。