御調 久遠

みつぎ くおん

ばーか。心配しなくても置いてくような真似はしねーよ。
万一逸れたとしても、オマエを見つけるなんざオレにとっちゃワケねーしな。
(2nd Event(A):No.38)


誕生日:11月19日

♦ PCにラブコール ♦
  • この度は今波とご縁を結んでくださいまして、誠にありがとうございました!途中(どころか最後までかもしれませんが……)一杯一杯苦しい思いをさせてしまったり悩ませてしまったりしたことを非常に申し訳なく思っておりますが、こうして光栄でしあわせな日々を過ごすことが出来ましたのも久遠くんとご縁賜ることが叶ったからだと思っております。絶対に久遠くんとのペアさまは譲らないぞ!と言う気持ちを持ち続けられましたのもひとえに久遠くんの魅力のたまものかと思います。素敵な物語を本当にありがとうございました!久遠くんは本当に魅力的なPCさまですので、愛を語ろうとすると何処から語ればよいのか悩ましく思いますが、久遠くんの一番の魅力はと言えば一本芯の通った強さとやさしさでしょうか……あのちょっぴり意地悪なところもときめきポイントだと思っておりますし、超絶イケメンでかっこよくて面倒見がよくてと語ればキリがありません。エピローグの〆レスは涙なしで語ることが叶いませんが、決して強くない今波が精一杯に紡いだ一縷の望みを託しまして始まったばかりのふたりの物語を歩んでいってもらえるようにと今はこころより願っております。もしふたりの今後があるようであればのお話ですが、絶対今波より素敵な女の子は沢山いると思いますけれども、今も昔も、もしもう一度運命が繰り返すとしてもたったひとりだけ、今波が選びたいと思えるのも、選ばずにいられないのも久遠くんおひとりかなと思いますので、ふたりなりのしあわせな今と未来とをお祈りさせて頂ければ幸甚です。素敵なお時間を本当に、本当にありがとうございました。今までもこれからも、ずっとずっと大好きです~~~!
  • 狂犬先輩!好きです!!性格も術式もちょっと怖くて、けれどそんな御調先輩が燈ちゃんにメロメロになってゆくのが(メロメロでしたよね??)見ていてとっても微笑ましかったし、狂犬先輩がかわいく見えました。個人的に術式にときめいたお方ナンバーワンです。ラストで領域展開をしたところは、原作の八十八橋の伏黒くんを思い出して興奮してしまいました。どこまでもかっこいいです。
♦ 好きなシーン・台詞


  • ま。傍に居る限りは見殺しにはしねえ、安全かどうかは──…(言いかけて言葉を飲み込み、歩みも止める。少女が歩みを進め続けようとしたならば、少女の進路を妨害するように手を翳してみせるだろう。)ハッ。 丁度イイや。見てな、ンでテメーで決めろ。オレと居て安全かどうか  なァッ!(進行方向、前方。地より這い出る呪いの腕を確認すれば、好戦的な笑みに狂犬の片鱗をのぞかせて。呪霊が頭を見せた瞬間、地を蹴り即座に距離を詰め、左手に握ったダガーを呪霊の脳天めがけて高々と振り下ろす。決着がつくまで数十秒、苦戦はない。) (No.14)
  • →呪術師の久遠くんだ~~~!と思わず黄色い悲鳴が上がったPLでした。今波は久遠くんを遠く感じて不安がってこの後転ぶことになるのですが、PLといたしましてはそれも含めてとっても楽しいやり取りだったのをよく覚えています。

  •  なにやってンだよ。(とは、少女に向けた言葉ではない。すぐに少女の許へと歩み寄り、見下ろす形で傍に立った。その片足は少女からみれば不自然に浮き上がっていただろう。実際、少女の足許で悪さをしていた蠅頭を踏み付けている。)ドジ。(幼稚な罵言は今度こそ少女へ向けての言葉だ。くつりと喉を低く震わせばっさりと言い捨てながら、「立てるか?」と空いてる右手を差し出した。) (No.16)
  • →ここ!久遠くんのこういうところ!ほんとに好き……と顔を覆いました。因みに最初に笑ったのは「転ばすぞ」だったのですが、最初にときめいたのはこのシーンでした。

  • ただし、オレが保証するのはオマエの安全だけだ。それだけは憶えておけよ。(正義のヒーロー?否、そうではないと口許を彩る不敵な笑みが告げている。称すならアンチヒーロー、そっちのほうが相応しかった。) (No.24)
  • →久遠くんのこういうところ本当に呪術師としてかっこいいな~~と惚れ惚れしてしまいます。最初から最後まで、久遠くんはこの言葉を守ろうとしてくださっていたんだと思うと泣けてきます……。

  • 一度オマエを連れてくって決めた以上、他のオンナに乗り換えるつもりはねーよ。めんどくせーし。(両の手で守れる人数は決まっている。それに初めに声を掛けたのは男ゆえ、今更人を変えるつもりはないのだと改めて言葉にして伝えよう。) (No.26)
  • →今波にとって多分最初に嬉しいと思った台詞だと思います。安全の保証には安心を貰えたとしたら、この時から久遠くんは今波にとってとくべつなひとになる予感をしていたのではないかなと思っています。

  • ──外の世界へようこそ、オヒメサマ。(軽口は建物の上を軽々とひょいひょい飛び越えている最中に。心地よく吹く夜風に短い御髪を揺らしながら「いいクリスマスになったろ」などとついでに冗談めかした嗤いも宵の閑静へと落とし、人攫いの黒いサンタクロースは寒夜を駆けた。壁を越えた先に広がる外の世界は少女の眸にどう映ったのか。それはまた後日、高専で聞くことにしよう。) (No.30)
  • →好き……尊い……しか出ないです……好き……尊い……。聖夜の奇跡は、久遠くんという存在だったのだと思います。



  • オイ。 イマナミ、ミツギサンが迎えに来てやったぜ。(不遜な言葉と共、少女が与えられた部屋の扉を一発ドンッと叩いて存在を示そう。因みに足で。足癖が悪いのは生まれつきだ。) (No.32)
  • →今波にとって久遠くんをはっきりとくべつと実感し始めたシーンです。実は。今波にとって迎えに来てくれる誰かがいてくれるかどうか、は21gの英雄に応募した当初から考えていたものだったので。

  • ばーか。心配しなくても置いてくような真似はしねーよ。 万一逸れたとしても、オマエを見つけるなんざオレにとっちゃワケねーしな。(それこそ呪いを祓うより楽勝だと不遜に不遜を重ねた男は軽い調子でひらりと手を振る。) (No.38)
  • →ここのばーかと軽く語られる不遜が本当にいとおしくて……今思えば、久遠くんのこの言葉をずっと今波は信じているのだろうと思います。実は。

  • 似合ってる。カワイイんじゃね。(するりと形のいい薄い唇を零れていった言葉に世辞はない、心からの称賛だった。) (No.46)
  • →こういうことさらっとしちゃうのが久遠くんの罪なところですよね……かっこよくてつらいです……。

  • 厭だね。 ケド一緒に逃げるってンなら、付き合ってやンよ。(怒られるのは御免だが、説教から逃げるのであれば幾らでも。聖夜の折のように少女を攫うのはわけないと、不真面目な男はふっと口の端を吊り上げて嗤った。) (No.62)
  • →ぜひとも!と笑ってしまったシーンでした。このふたり、こうやってふたり手に手を取って逃げちゃう方がらしくて素敵かもしれないなって思っています。

  • イマナミ。 手、出しな。(有無を言わせぬ一言だった。もしもカフェモカを両手で握っていて手が塞がっているようであれば少女の座した太腿の上にでも置いてしまうつもりで、男が荷物のひとつから取り出したのは文庫本くらいの大きさのラッピング袋だった。包みの中にはジャーマンカモミールのハーブティーが納められているものの、「ここで開けンのは禁止」と言い含めておけば開封されるのは寮に戻ったあとになるだろう。迎えの車に乗り無事に高専へと帰ってくれば本日の戦利品の入った紙袋を少女の部屋の前まで届けてから、男は当たり前のように「また明日」とひらりと手を振り背を向ける。さてあともうひと仕事、この溜まった領収書を提出してこなければと気怠そうに伸びをした。) (No.66)
  • →久遠くんずるいかっこいい……と顔を覆ったシーンでした。好きにならない方がおかしいと思います……いえ本当に……。

  • そうしな、甘えられる時はそーやって甘えてくれりゃイイんだよ。(共に過ごす中、少女はやや周囲に気を配り過ぎているとは常々感じていたことだ。奢られることに然り、生活する上に然り、せっかく籠の外へと出たのだからもっと自由であればいいのにと思っている男であるから、つい傲慢な物言いになる。) (No.76)
  • →久遠くんはずっと今波に自由と傲慢であれとお父様から頂いていた気持ちを贈ろうとしていてくれたのだろうなぁとしみじみしています。届くまでに時間が掛かってしまいましたが、その分久遠くんに気持ちを届けられるようにと4年9ヶ月を頑張って乗り越えて来たのだろうと思えば胸が震えますね……。

  • 「ほら、あーんして」ってカワイく言ってくれたら、口開けてやるよ。(悪戯を思いついたって貌で嗤っては、調子に乗った冗談を紡ぐ。デート初心者じゃないのならこのくらい余裕だろうと、そんなふに。) (No.78)
  • →年頃っぽくてすっごく好きなシーンです。この後の台詞とセットで!それにしても本当に今波って恥ずかしがり屋なのかそうでもないのかわかんないですよね……。

  • (存外素直に行動した少女には多少面食らったりして、)かわいくねーなぁ。(残念がる声で冗談紡ぎながら、あーんを実行する細い手首を捕らえんと腕を伸べた。それが叶えば少女の手指を食べやすいように口許まで引き寄せて、遠慮なくその指先からパンをかっさらってしまうはず。) (No.80)
  • →こういうところですってドキッとさせるの……。可愛げのない今波に対し、ただでは転ばない久遠くんが本当にかっこよくてどうしたらよいのかわかりません。



  • (ポケットに突っ込んだ手の指先に少女に渡された御守が触れたなら、柄にもなくてのひらに握りこんで想う。またここに帰ってこられたらいい──そんな矛盾した祈りを。) (No.86)
  • →久遠くんの変化の一端を見つけられてすっごく嬉しかったシーンでした。ぜひとも帰ってきてください~~~っ。



  • ミツギサンが迎えに来てやったぜ。(斯くして戌の刻。いつかのように少女の部屋の扉に脚で無遠慮なノックをかましては、相変わらず高慢に宣った。) (No.88)
  • →何度だって言葉にしますが、迎えに来てくれるひとがいるということ自体が今波にとってどれだけこころの支えになっていたのかをお伝えさせてください。いえ本当に。

  • オレもバカじゃねえ。オマエのことだ、誰かになんか言われたんだろ。 言えよ。誰に、なんて言われた?(一方的に捲し上げる。責めるような真似はしたくはなかったが、されど苛立ちを湛えた黄昏はどうしたって、鋭く少女を睨めつけた。) (No.96)
  • →今波のことをたいせつにおもってくれているんだなぁと思う反面、今波がお返し出来ないのがすっごくつらかったシーンでした……ごめんね久遠くん……。

  • まあでも、オマエと居るのは退屈じゃねーかもな。(そう茶化すように嗤ってみせた。護衛の任を解かれる折もやもやしたのも、少女が勝手に離れていくと知って苛立ちを覚えたのも、きっとこの所為だったのだと今にして思う。斯様に遠慮なく言葉を交わし合えるこの関係が、拗ねた少女を微笑ましく思って「悪かったって」と軽く慰められるような気軽さが、これから少しずつ失われていくのだと思うとこの胸がざわつくほどには心地よく感じていた。) (No.112)
  • →このふたりって(主に今波のせいで)色気があるようでない軽いやり取りが多いと思うのですが、こういうのが本当に尊いなって思っています……。



  • (数刻前、補助監督の胸倉を引っ掴んで危うく殴り倒しそうになったことは記憶に新しい。今も尚怒りが治まらない。それは上層部に対してか、隠していた少女に対してか、或いは斯様に不条理を突きつけてくる腐った世界に対してか。ああ、もうどうでもいい。今はただ、ただひたすらに──) ざッッッけんな!!!!!!!(一ヶ月前とは様変わりしたXの内部には、信じられないほどの呪いが犇めいている。階級は当時とまるで比べものにならない。遊んでいる余裕などないと瞬時に悟れば、ダガーを手に呪霊の体液を暴き、血肉を抉り、喰らう。黄昏の双眸を黄金に変え、細胞から膨大に流し込まれる情報を即座に脳で処理しながら今度は祓うために刃を振るい続けた。)ッ 、クソ……ッ。(しかし如何せん数が多い。今一番地獄に近しいこの場所で、血溜まりに落ちた肉塊を見遣れば嫌な想像も頭を巡る。最悪のヴィジョンを頭から追い出すように本日2本目の注射を首の静脈へと付き立てながら、今し方助けた信徒を振り返った。)オイ、テメエここの信徒だろ。イマナミのヤツはどこ行った。 あ゛?わかンねーだぁ?テメエらが生贄に捧げようとしたオンナだろーがッ!!!(殻になったシリンジを床へと叩きつけて凄んでやれば信徒はびくりと肩を震わせて、生贄の少女たちが逃げた方角を指さした。五条悟は恐らく今頃特級と派手にやりあっているのだろう。それで近くの呪いが引き寄せられてきているのか、悍ましい気配は一行に消えそうにない。転々と続く血の跡を見つければ、それを辿って歩みを進めた。言いたいことはたくさんある。見つけたらまずは一発、怒鳴りつけてやらなければ気が済まない。)イマナミッ! どこだ!!(阿鼻叫喚のなかでも聞こえるように、いっとう声を張り上げる。血の跡を辿りどこぞかの部屋の前へと着いたなら、躊躇なく扉を蹴破った。) (No.123)
  • →抜き出しって何だっけ?状態になってごめんなさい!!でもこのシーンは譲れなかったです……ほんっと今でもこころがぎゅっと締め付けられて泣けてきます……尊い……好きです……。

  • 見つけた。(壁に背を預ける形でへたり込んでいる、捜していた少女を黄昏に捉えては先刻までの怒りが嘘のように無感情な音が落ちた。けれどこめかみに薄らと浮かぶ血管は、その内に静かな怒りが燃えている証左。少女の前まで歩み寄れば、少女の貌のすぐ横に左足を突き立てるだろう。壁ドンならぬ足ドンというやつだ。)オイ、なにかオレに言うことがあるンじゃねーのか。 (No.)
  • →怒涛だった前のシーンと裏腹に静かなシーンなのですが、ここでもほんっとこころがぎゅっと締め付けられて泣けてきます。すっごくたいせつにしてくれてるんだなって言うのが伝わってくるような気がしました。ありがとう久遠くん、ごめんね……。

  • ……ごめんじゃねえンだよ、バカナミ。(自分のことは後回し。そりゃそうだ。他人の心配をする癖、自分を振り返った試しは一度だってない。そも術式事体が人体に影響する自虐的なものゆえ、我が身の心配などしていたら術師なんぞ務まらぬだろう。やっと絞り出したような覇気のない声は、きっと何時になく弱く響いた。)死んでたかもしれねーンだぞ。(そんな想像、ここへ辿り着くまで幾度も脳裡に描いてきた。もし血溜まりに沈む少女を見つけてしまったら、この身に押し寄せる感情も容易く想像が適う。少女の左肩の裂傷を見遣れば、空いた手で貌の半分を覆った。溜息が零れる、行き場のない感情を外へと逃がすように。)オマエの安全保障してやるつったろ。……オレを嘘吐きにするつもりかよ。 (No.129)
  • →もう好き(泣)となったシーンです。今波はぜひとも反省して欲しいところなのですが、久遠くんがいないだけで揺らぎそうな今波がこう……(遠い目)となります。いえ本当に。

  • 発破かけなきゃ言わなかったろ、ここまで口割らせるのにオレがどれだけ苦労したと思ってンだ。(死に急がせたくないと、死から遠ざけたいと口を閉ざされてばかりでは気付きたくても気付けまい。遠回しで言われていたとしてもそれを察するどころか気付かぬ振りをする男なもので、尚更性質が悪かろう。溜息ひとつ。図星喰らえばバツが悪そうに双眸を逸らした。) (No.139)
  • →仰る通り過ぎてご尤もなシーンでした。ごめんね久遠くんと今でもPLは頭を下げ続けています。でも本当にありがとうございます……。



  • 生きてえとは未だに思えねえ。けどイマナミに「おかえり」って言ってもらえんのは悪くねえなって、……一緒に住むようになりゃよ、オマエがオレの帰る理由になるかもしれねえなって、最近、想うンだよ。 (No.173)
  • →久遠くんの変化!!!と希望を見つけた気持ちでいました。今波だけじゃなくてPLもとっても嬉しくなったシーンでした。

  • (恋慕と思慕の違いを考える4年と9ヶ月間だった。答えを導き出すのに随分と掛かったのは本気で他者を想ったことなど一度もないことと、気付いてしまったら最後、もう後戻りが出来ぬゆえだ。常に死を見据える男が帰る場所を作っていいものかと悩みもしたが、諦めたくないのだと言った彼女は宣言通りこの数年ずっと御調の近くにあった。彼女の幸せを真に願うのなら手放すべきとわかっているけれど、おかえりなさいが返ってくる幸福を自覚してしまった以上もうこの手は離せない。冗談めかした口吻が彼女の口から飛び出せば、そういやそんなことも言ったなって面に苦笑を滲ませて。)ホントよく憶えてンな。これでも特別とそうじゃないモンの一線はキッチリしてンだぜ。(いくらかヤンチャもしてきたが、ある程度の線引きはちゃんとしていると自負している。その上で彼女に一緒に住もうと提案したその意味、それがなにを示すのか。恐らくはもう既に伝わっているのだろうけれど、改めて言葉にするつもりだ。いつも彼女がそうしてくれているみたいに。)オマエが好きだ。守ってやりてえし、しあわせにしてやりてえと思ってる。 けどオレは呪術師で、いつ死ぬかわからねえ。任務のたびにオマエをひとりにする可能性は常に付いて回るし、絶対死なねえとはやっぱり言ってやれねえ。──だから改めて考えちゃくれねえか、それでもオレと一緒に居られるかどうかをよ。時間はたっぷり使ってくれて構わねえから。(常に死が付きまわる仕事であると理解したうえで、ひとり残される可能性があると知った上で、それでもこの手を取れるかどうか。彼女が男に時間をくれたように、男もいますぐ彼女に答えを求めたりはしない。) (No.175)
  • →ふたりの今と未来とがぎゅっと詰め込まれたシーンだと思います。これからも一杯喧嘩して、それでもふたりが一緒にいられる道はないのかを一緒に探していってくれたらと思います。今波は久遠くんにもう何も諦めて欲しくないですし、そもそも今波のことを手放して欲しくない気持ちと、今波自身も久遠くんを手放せない気持ちとが一杯にありますので!

  • オレは生憎と未来は見れねえが今なら見れる、見てえって思ったから、オマエにこうして訊いてる。……一緒に考えていきてえってオマエは言うけど、たぶんこればっかりは変わらねえと思うンだわ。 だってよ、オレは呪術師なんだ。テメエのしあわせより呪いを祓って死ぬことを選んだ呪術師なんだよ。ンで、その癖イマナミがほしいって無茶なコト言ってんの。酷え男だろ。(一緒を望む癖に永遠はなく。しあわせな未来よりも今の幸福を噛みしめたい。それに彼女を巻き込もうとしている、都合のいい男だ。なんなら引っぱたかれたって可笑しくない。その覚悟もある。「別にオレはさ、今でもしあわせだと思うけど」と呟いて、はにかむ笑顔に薄笑みを返したなら、冷めた食事に手を付ける。店を出てそののち少しウィンドウショッピングをはじめた頃には、日はすっかり暮れ始めていた。) (No.177)
  • →ひどい男って言うのがほんっと胸を締め付けるのですが、どうしたらよいですか……でもきっとそういうのもひっくるめて好きなので(以下略)

  • ……ハハ、全部欲しいなんざ強欲なオンナだな。イマナミのそういうところ正直面倒くせーって思ってっけど、嫌いじゃねえよ。 わかってンなら、イイ。オマエの譲れねえモンも理解した。応えてやれるかはわからねえが、まァそれもイマナミの力量次第ってコトで、(この先どうなるかなんてわからない。死ぬも生きるも運次第。けれど幸せは彼女が諦めぬというのなら、そこに身を任せてみるのも一興か。応えてやれるかやれないかはその時次第、今はただ、お前が傍に在ればそれでいい。) (No.179)
  • →このふたりのエピローグってこういう感じになるのではないかと思っていただけに、届いた気持ちに言葉が無かったと申しますか、いとおしさが増しました……好きです……尊い……。

  • ……サクッと片付けてくるからよ、おかえりって言う準備でもして待ってろよ。 (No.179)
  • →きっと今波はこの台詞を誰よりも信じて、久遠くんの言葉だけを待っているのだろうと思います。ぜひとも帰ってきて欲しいなと祈るばかりです。

  • ああ。そーだな、高専で待ってろ。……任務が終わったら一応連絡入れるけどよ、その前にもし高専から避難命令が出たら、オレの連絡は待たずにソッチに従うコト。いいな? いい子に出来たら、ちゃんと迎えにいってやっから。(だから男の自宅の鍵は彼女に渡さずに、持ったままで行くつもりだ。電話口から感じた緊迫感と長年培った勘が、此度の任務は常のものとは異なると告げている。だがそれは男の歩みを止める理由にはならなかった。どうなるかわからないなんてそれはどの任務にも言えること。加えて男は数少ない一級呪術師、若い後輩が居るともなれば殊更招集に応じないような真似は出来ない。)ああ。イマナミも、出来るだけ早く高専戻れよ。なんなら高専にツケてタクシーで帰れ。 ──…それと、コレは忘れモノ。(言うと同時に彼女の手を引くことが叶ったならこのかいなへと誘って、風のように軽やかな手腕でその薄く色付いた唇を淡と掠め取ってしまおう。眼差しが交われば不敵に笑って、今度こそ背を向けて大通りのほうへと歩いけば軈て男の姿は人混みへと消える。東京駅周辺に待機していた補助監督の運転する車に乗り込んで、渋谷を目指す。この折はまだ渋谷がどんなことになっているのか、なにも状況を知らなかった。) (No.181)
  • →だから!こういうところですからね!!久遠くんの思慕は尊くてもう諦められないのですが、それにも増してときめきとドキドキとの恋慕が募るのは久遠くんのかっこよすぎる魅力のせいだと思います。

  • 間抜けな貌。(彼女の反応を見遣れば不意打ち成功と言わんように薄ら笑み、呼ばう名に応えるよう片手を挙げてみせるのだ。一時の娯楽であるならまだしも、本気の恋など生涯無縁なものだと思っていた。借りているマンションも殉職してもすぐ片付けられるように部屋には必要最低限の生活家具しか置かず、そこに極力生活感を感じさせぬよう努めてきたというのに、やはりなにが起こるかわからぬのが人生だ。色のないこの世界に鮮やかな燈が灯ってゆくような心地を覚えては、過ぎゆく景色を黄昏に映す。) (No.183)
  • →久遠くんの確かな変化が見えてPLはとっても嬉しいシーンでした。ぜひとも今波とそういう気持ちや感覚も共有して貰えたらもっと今波はしあわせなんだろうな~とこれからが楽しみになるシーンです。

  • …………ッハ、(23:00。改造人間というだけあって毒素は薄いが流れ込んでくる記憶は複雑で、数を熟せば肉体への負荷も限界に近い。任務明けに加え、高専に解毒薬を取りに帰る暇もなかったゆえ渋谷に持ち込めた薬は注射器3本分。それも底を尽いた状況で、目の前には特級と思しき呪霊が現れたと来た。ポケットに忍ばせた古びた御守に指先が触れる。万全であるならまだしも斯様に消耗した状態で、隻眼で、特級相手に術式なしの肉弾戦を強いられるなど。どう考えても絶体絶命だというのに、男の面を彩ったのは絶望ではなく愉悦だった。死神の鎌が首に掛かっているこの状況下、どうしようもなく心が高揚して仕方がない。イチかバチか。やってみるか? 帰りを待っていてくれている女がいる。生まれてこの方我が身を縛り続けている、父より授かった名もある。このまま無謀に刃を振るって死ぬくらいなら、試してみるのもいいだろう。想像しろ。構築しろ。出来なければ死ぬだけだ。呪力を練り上げ、両の手で印を結ぶ。口許が不敵に歪んだ。)領域、展開──── (No.183)
  • →帰ってきて欲しいは勿論ですが、それと同時に生きてて欲しいとほんっっと思いました。現状では久遠くんのいない世界に意味を見出せていない今波なので、生きてると信じていると語った今波のためにもぜひとも今後の物語をと思ってしまいますね。笑。



  • …………勝手に死んでンじゃねーよ、クソ親父。(「久遠、お前はもっと傲慢になりなさい」死する前、褥に横たわる父から告げられた言の葉を想う。世の中つまらないことだらけだとしても、諦めず進み続けなさい。どうでもいいと投げ出すのではなく、厭なことは嫌だと告げてもっと傲慢に、我がままに生きなさい。愉しいと感じたことは心のまま、飽きるまでめいっぱい楽しみなさい。外はお前の知らないもので満ちている。そうすれば人生は退屈なものばかりではないと知れるから。)ナニを根拠に人生退屈ばかりじゃねーって言ってンだよ。(父の墓前を見下ろす。供え物の花は男が持ってきたものだけで、線香の数も然り。誰も父の死を悲しんでいない。あの家で誰よりもマトモだった父の死を、無かったもののように片付けるこんな世界のどこがクソじゃないというのか。)……厄介な呪い残して逝きやがって。 (No.23)
  • →久遠くんって今波にちょっと似てるところがあると思っていたのですが、やっぱり久遠くんは久遠くんなんだなと思うシーンです。久遠くんのつよくてやさしいところのゆえんがここにあるんだなぁと思うと切なくて胸が締め付けられる気がしますね……。

  • へえ、そーいうの気になンだ。 入れてるっつったらドキドキしちゃう?(ハーブチンキを自作しているくらいなので当然そういう用途に使うことは多い。ただ使っているとだけ言えばいいものの、揶揄うような口吻になってしまうのは相手が他ならぬ少女であるからなのだろう。) (No.37)
  • →くっ悔しい……ドキドキもときめきも止まりません……(以下略)

  • しあわせにしたいってより、オマエにはどっかでしあわせになってほしいと思うし、傍に居たいってよりゃオマエが平和に暮らしてる世界を守ってやりてえと思ってる。少なくとも今、オレがオマエに懐いてンのはそーいう感情なンだよ。(恋慕ではなく思慕であり、ある意味では恋人よりもなによりもきっと最優先に考えてしまう尊き命。だから時間が要る。呪いに縛られるのではなく、誰かのために生きたいと思える日が来るかどうかについても、これから時間を掛けて向き合っていかなければならない課題だ。そしてもし誰かのために生きたいと思う日が来るとしたら、その相手は少女なんだろうという確信があるから離してやれる今の内に確認しておきたかったのもある。軽口を交わす遣り取りが心地いいと感じてしまっているあたり、既に世界は鮮やかに色付き始めてしまっているのだから。) (No.112)
  • →始まりの予感って名前を付けてあげたいシーンでした。今波の久遠くんへの気持ちって、きっと思慕とか恋慕とか言葉だけで纏められるような気持ちじゃないんだろうなぁと思うようになったシーンでもあります。

  • ……オレも、いつか好きになれりゃイイんだけどな。(穏やかな父の微笑む貌が鮮やかにまなうらに蘇ったなら、男にしては珍しく照れくさそうにはにかんで、そんなふうに応えただろう。この身に刻まれた呪いを祈りと想うことはまだ出来ないけれど、いつかそう思えたらいいと。そう考えたことこそがきっと、変化への一歩だった。) (No.112)
  • →epの〆とあわせて久遠くんが久遠くんたるゆえんと申しますか、久遠くんが久遠くん足り得るのに今波がかかわることが出来たことが本当にしあわせだなぁと思うシーンでした。