「 昇級おめでとう! 君達も、晴れて二級術師の仲間入りだ。
X[イクス]も今は大きな動きがないみたいだし、一度護衛からは外れてもらおうかな。
彼女達も、いつまでもここにはいられないしね。
それじゃあ、早速次の任務に向かって欲しいんだけど――……。 」

奪還に護衛と、何かと多忙な日々が続いていたある日。
急に呼び出されたかと思えば、無事に試験が終わったのだと告げられた。
始まりが突然なら、終わりだって突然だ。
昇級のための試験が終わったのだから、彼女との縁が切れるのだって当たり前のこと。
当たり前だと分かっているのに、――その時俺は、何を考えていただろう。



先生と彼の会話を聞いてしまったのは、偶然だった。
昇級。護衛。それが何を意味しているのか、何となく察することができた。
彼が私を助けてくれたのは事実だ。どんな事情があったって、それは変わらない。
高専の人間でない私は、いつかここを出て行かなければいけないことも知っている。――だけど。

初めての護衛が終わって半月後。別れの足音が、静かに近づいていた。

あれ、もしかして聞こえてた?ごめんごめん、後でちゃんと話そうと思ってたんだけど……。彼らは昇級が決まったんだ。これから、校外に出る任務も多くなると思う。君たちの護衛にかかりきり、ってわけにもいかなくてね。大丈夫!君たちの身の安全はちゃんと保障するし、これが今生の別れって訳でもないしね。何も心配する必要はないよ。 [3rd]


3rd Event---Story

2014年、1月中旬。
奪還、そして護衛期間を経て、呪術高専生たちは全員二級術師への昇級が決定しました。
X[イクス]には現状何の動きもない為に、高専生たちは五条悟から「二級術師への昇級の報せ」と共に「護衛任務がじき解かれること」を知らされます。尚、この五条悟と呪術高専生の会話は「一対一でのやり取りである」ものとします。
そして女の子たちは、偶然二人の会話を聞いてしまい、「男の子が自分を助けたのは昇級審査がかかった任務であったこと」と「護衛任務がじき解かれること」を知ってしまいます。
着実に変化していく環境を前に、それぞれが何を思うのか。自由にお楽しみください。

3rd Event---補足事項

  • ■ソロールイベントになりますので、各自でタイトル先頭に【3】をつけてスレッドを立ててください。字数制限はありません。
  • ■時系列上、【男子】からソロールの投稿をお願いします。女子は男子のスレッド内容を踏まえてご活動ください。
  • ■48時間以内の活動ルールに則り、男子は1/17,18の2日間、女子は1/19,20の2日間を、それぞれ持ち時間と考えて頂ければと思います。ただし時系列上、各ペア毎で「男子のソロール投稿後に女子がソロールを投稿」の形になっていれば前倒しで活動頂いてもOKです。
  • ■男子は五条悟との会話シーンを含んでいれば、女子はその会話を目撃しているシーンを含んでいれば、それ以外の内容を描写してくださっても構いません。たとえばその当日に一人で自室にいる姿であったり、翌日からの振る舞いであったり自由です。ただ、男子のソロール内容の内女子が反映出来るのは「五条悟とペア男子の会話シーンのみ」です。また、男子は女子がその会話を目撃していることには気づいていません。