「 五条悟の名の下、――――を二級術師に推薦する。
ということで、早速だけど任務に向かってくれるかな?
君のやるべきことはただひとつ、囚われのお姫様の奪還だ 」

食えない教師が言うことは、今日も唐突だった。
突然の推薦話と、昇級試験。思うところはいろいろあれど、決定事項ならば仕方がない。
与えられた任務の内容は、最近密かに話題になっている宗教団体から少女を奪還してくること。
これは任務で、それ以上でもそれ以下でもない。そう思っていた筈だった、最初は。


「 とうとう“復活の日”もひと月後――!
いよいよ、貴方がたは“贄”としてその身を捧げることが許されるのです。
我らが教祖様の礎になれることを、幸せに思いなさい! 」

高らかに宣言する少女の目は、今日も胡乱な光を携えている。
どうやら私は、もうすぐ贄として捧げられてしまうらしい。
それはつまり、私の生涯が終わるということ。
ただその日を待つしか出来ない私の前に現れたのは、一人の青年。

奇しくもそれは、クリスマスの夜のことだった。

今回の任務に僕は同行出来ないけど、いい報告を待ってるよ。大丈夫、下級呪霊に手こずる君達じゃないでしょ。ほら、早く行っておいで。お姫様たちも、サンタクロースが来るのを待ってるんじゃない? [1st]


1st Event---Story

12月25日の夜。
何ら特別感のない夕食を終えた後、X[イクス]の中は俄に騒がしくなりました。生贄の少女たちは「敷地内に侵入者があった為、見つからないよう各自一人で隠れているように」と命じられ、それぞれ単独で行動しています。
一方、X[イクス]の敷地内に侵入を果たした呪術高専生は、敷地内が広大であることを理由にそれぞれ単独で“囚われのお姫様”を探しています。ただし、奪還対象の詳しい情報は無く、分かっているのは「13~18歳くらいの少女である」ことだけ。呪いがひしめき合う敷地内、運悪く下級呪霊と戦わなければならない場合もあるかもしれません。

1st Event---補足事項

  • スレ立ては【女子】から。タイトル先頭に【1】をつけてください。単独行動であることは必須ですが、上記の言いつけを遵守するか否かは自由です。
  • ■男女とも、初回活動時のロールに「髪型や髪色、顔つき等の風貌」について、簡単に触れて頂くようお願いします。
  • ■必須事項:X[イクス]敷地内から二人で無事に脱出する
  • 男子は「今回の任務に昇級審査がかかっている」ことを、女子に伝えないようにしてください。